初めて納税する時は必ず目を通しておくようにしましょう。

審査の結果、デビュー１年目の青天の霹靂が青森県で初めての特Ａとなるなど前年より４つ多い46銘柄が特Ａを取得した。
冷害や温暖化に対応した品種改良が進み、全国においしいコメの産地が広がっている。
日本穀物検定協会の山本徹会長は、特Ａ増加の理由について消費者に評価されようと各県は威信をかけて新品種の開発を競っていると強調 する。
食味ランキングは減反政策が始まった後の1971年産から始まった。
戦後の食糧不足が解消し、コメ余りが鮮明になる中、量から質への転換を後押しする狙いがあった。
2010年前後に登場した北海道産ゆめぴりかや山形産つや姫は特Ａ取得効果もあり、新興ブランド米としての知名度を高めた。
後に続こうと特Ａ獲得競争は過熱する一方だ。
ただその結果、特Ａのありがたみが薄れてしまった面もある。
00年産からは平均より劣る評価のコメはない。
今や日本ではおいしくないコメをみつけるのが難しい。
10年前と比較するとコメの国内需要は１割減ったのに対し、特Ａは３倍近くになった。
縮む胃袋を奪い合う構図で、特Ａ取得が必ずしも産地が望む価格上昇につながっているとは言いが たい。
平均取引価格は10年前と比べ２割近く安い。
質を第一に考えて開発したコメが市場のニーズのすべてというわけでもない。
コメ消費の３割はコンビニのおにぎりといった中食や外食の業務用が占める。
業務用の需要家は加工のしやすさや価格の安さを求めるケースもある。
日本穀物検定協会も炊いたごはん以外の食べ方も増えており、食味ランキングが唯一のコメの評価手法とはいえないと認める。
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